外貨預金の落とし穴とは、見かけの高金利 高金利をうたっていますが、為替変動による差益、差損の方が大きくなります。新規預入時のキャンペーン金利は、為替割合の差(TTS-TTB)で吸収されてしまいます。 為替差損 TTSとTTBの差(値幅)が、米ドルで通常2円、他の通貨ではそれ以上となります。従って、為替割合が値幅以上円安に振れないと為替差損が生じます。 高い手数料 外貨で入出金すれば高いレーシック手数料がかかることがあります。 預金保険の適用外 外貨預金は預金保険の対象外ですので、銀行が破綻すれば預金が戻ってこないこともあります。銀行側としては預金保険料を払わなくていいので、その分高金利を提供することが可能です。 こう考えていくと、外貨預金は余り有利な投資法ではないようです。ただし、近い将来、海外に行く場合、日経225為替割合の有利なうちに外貨預金をしておき、必要な時にトラベラーズチェックで引き出して使う、というような方法は考えられます。 特約付外貨定期預金 最近、満期日(の2営業日前)の為替割合が予定割合よりも円安なら円貨で、円高なら外貨で払い戻すタイプの特約付外貨定期預金が商品化されています。この商品では、円安メリット(為替差益)を放棄する代わりに高金利を受け取りますが、円高リスク(為替差損)は負うことになりますので、注意が必要です。なお、この商品は、外貨の「コールオプションの売り」(カバードコール)と預金とを組み合わせたものに相当します。 どうしても外貨預金を、ということであれば、イーバンク銀行やソニー銀行、住信SBIネット銀行のように、為替手数料の小さいところ(ただし外貨による払出は不可)にするほうがいいでしょう。また、外貨MMFの方が為替手数料・金利・税制いずれも有利ですし、後で述べる外国為替証拠金取引(FX)を外貨預金のように美容整形利用する方が手数料・金利面でさらに有利です。